鈴与システムテクノロジー株式会社 導入事例
外販強化に向けAIロープレを導入。新人プレゼン研修での手応えと今後の現場活用
人事部 人材開発課 高木 卓也様
- 導入の背景
- ⚫︎静岡県内の企業への外販を強めていく方針のもと、対外的に自社のサービスの価値を説明する機会が増えることが見込まれる。
⚫︎新入社員は原則OJTで学んできたが、本番に近い訓練の機会を提供したかった。
- 導入の決め手
- ⚫︎「PeopleX AI面接」を先行導入しており、対話の精度をはじめサービスへの満足度が高かった。
⚫︎AIとの対話によるアウトプット・フィードバックの機会を採用以外の場面にも広げたかった。
- 社名
- 鈴与システムテクノロジー株式会社
- 業種
- ITサービス
- 従業員数
- 300~1000名
- 課題
- 実践的な訓練機会の不足
- エリア
- 中部
220年以上の歴史を持つ鈴与グループの一社として、大規模システムの開発や運用を手がける鈴与システムテクノロジー株式会社。近年は静岡県内の企業への外販強化に注力しており、対外的な商談や提案の機会が増えることを見据えて「PeopleX AIロープレ」を導入した。社員の育成にAIサービスを活用し始めた背景と手応えについて、人事部長の小澤様と人事部 人材開発課の高木様に話を伺った。
担当者の職務
静岡をデジタルで元気にするために。会社の成長を人材戦略で支える
──はじめに、貴社の事業概要と担当者様の職務について教えてください。
高木様:当社は鈴与グループをはじめ、静岡県内の企業にITソリューションを提供しています。システム開発を中心に、インフラ構築、ITコンサル、営業、データ分析、AI活用まで、上流から下流まで一貫して手がけています。
私は人事部の人材開発課で、中途採用や新入社員研修を担当しています。新入社員研修に関しては、設計や方針策定・育成を担っています。
小澤様:私は10名ほどが所属する人事部の部長として、労務管理から採用・育成、人材開発まで、人事全般を統括しています。
当社は、従来の鈴与グループ向けの事業基盤を固めつつ、グループ外の静岡県内企業へ向けた外販にも力を入れ、「静岡をデジタルで元気にする」取り組みを進めています。こうした事業拡大と組織の成長を支えるために、採用・育成を通じて強固な基盤を築いていくことが、私たち人事部の担う重要な役割です。現在、当社の社員数は300名ほどですが、今後は400名、さらにその先の規模を目指しています。
導入の背景と決め手
「いきなり本番」から、実践的な訓練を積める環境へ
──AIロープレの導入前には、どのような課題があったのでしょうか。
高木様:当社は鈴与グループの一員として、グループ向けの業務が多い傾向にありましたが、今後は対外的な商談・提案の機会が増えていきます。新入社員向けの研修プログラムは用意していましたが、商談・提案等はOJTが中心で「実践のなかで学ぶ」形式だったため、本番前に実践的な訓練を積む機会が不足していました。
──そうした中で、AIロープレの導入を決めた経緯を教えてください。
高木様:先行して導入した「PeopleX AI面接」の満足度が高かったことが大きいです。AI面接での対話やフィードバックの精度の高さを目の当たりにするなかで、採用面接だけに使用するのはもったいないと感じ、人材育成にも活用しようと考えました。AIロープレがあれば本番前の模擬体験の場をいつでも用意でき、対外的なコミュニケーションを強化したいという育成方針にも合致していたため導入を決めました。
小澤様:AI面接に関しても、採用だけではなく、社内の昇格面接や管理職アセスメントにも応用して活用していたため、育成領域でもAIサービスを活用できるというイメージは自然と湧いていました。
今後の活用方針と展望
新人研修で掴んだ手応えを、現場の実践トレーニングでも
──AIロープレの導入からはまだ間もない状況ではありますが、現状どのように活用されているのでしょうか。
高木様:当社では新入社員に対し、仮配属型の社内インターンを実施しています。今年度は新入社員を3グループに分け、管理部門、サービス部門、システム開発部門に1日ずつ仮配属しました。順番に各部門をまわることで、それぞれの役割やビジョンを学ぶとともに、現場と新入社員の相互理解を深めることが目的です。
インターン後、新入社員は学んだことを自分なりにまとめ、部長層に向けてプレゼンを行うのですが、今回はその事前練習にAIロープレを活用しました。
実際に話してみると、多くの社員は自分の考えを順序立てて伝えることの難しさに気づきます。AIが話した内容を要約してくれることで、考えを整理できるという良い体験ができたと感じています。また、AIからの質問によって本番で想定される問いにも目を向けられ、入念な準備をして本番に臨むことができました。
──実際のプレゼンはいかがでしたか。
小澤様:相手に伝わる話し方ができるようになり、部長層への伝わり方は圧倒的に良くなったと感じました。
当社では、このプレゼンを参考に実際の配属も決まっていきます。新入社員が伝えた内容が本人の配属先、ひいては将来につながるため、事前に入念な準備ができたことは、配属の納得度を高めるうえでも非常に良い効果があったと思います。管理職たちからも「採用・育成がうまくいっている」という声をもらいました。
定量的にはまだ検証段階ですが、少なくとも今のところ新入社員で辞めている人はいません。早期にビジネスコミュニケーションの感覚を掴めたことが、会社に馴染むうえでプラスに働いていると感じています。
──今後はどのように活用を広げていかれる方針でしょうか。
高木様:人事部内での経営層へのプレゼン前の練習にも活用しているほか、外販を担う対外的な部署の強化にもAIロープレを活用できないか検討し始めています。
AI面接もAIロープレも、PeopleXの良さはシチュエーションに応じてカスタマイズできる点です。今後はもっと実践に近い場面での模擬体験を増やし、社員のコミュニケーションスキルや顧客接点力の育成につなげていきたいと考えています。
小澤様:これからのAI時代は、お客様への即応性といったビジネススキルの根本部分がより問われてくると感じています。その中で、AI面接やAIロープレを使って実戦さながらの疑似体験を重ね、自身のスキルを客観的に把握しながらフィードバックを得られる環境は、大きな強みになります。
今後も社員一人ひとりのビジネスレベルを引き上げ、組織を強くしてくれるサービスとして大いに期待しています。
──本日は貴重なお話をありがとうございました。






