AI面談
2026.10.02
AI面談とは?従業員の本音を引き出す仕組みと1on1・サーベイとの違い
- #面談
「AI面談」とは、企業が従業員との各種面談(定例1on1のフォロー、オンボーディング面談、キャリア面談、評価前の事前ヒアリングなど)を、AIとの音声対話で行う仕組みです。AIが質問を投げかけ、従業員の回答に応じて深掘り質問を行い、やり取りの録画・自動文字起こし・要約・レポート作成までを自動で行います。
本記事では、人事・労務・マネジメント担当者向けに、AI面談の基本的な仕組み、1on1や各種サーベイとの違い、主な活用シーン、導入前に押さえておきたいポイントを分かりやすく解説します。
なお、求職者向けのAI面接について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
・AI面接対策|質問内容の特徴やおさえておくべきポイント
※本記事は、2026年10月時点の「PeopleX AI面談」の仕様をもとに解説しています。
AI面談とは
AI面談では、人事や管理者が事前に面談内容(設問)を作成し、従業員へ実施を依頼します。依頼を受けた従業員は、メールなどの案内から自身の都合が良い時間にブラウザ上でAIアバターと音声で対話します。
AI面談の基本的な流れ
管理者が面談を作成する
確認用の一問一答や、理由・背景まで問いかける深掘り質問などを組み合わせて面談を設定します。
従業員へ面談を依頼する
通知メールが届き、期限前には自動リマインドが送信されます。
AIと音声で対話する
従業員はカメラとマイクを設定し、画面上のAIアバターと対話します。回答内容に応じてAIがリアルタイムに深掘り質問を行います。
面談データの自動生成と確認
面談完了後、録画データ、自動文字起こし、要約、各種レポートが生成されます。
テンプレート機能も備わっており、「定例1on1のフォロー」「オンボーディング」「キャリア面談」「評価前面談」「パルスサーベイ」などの用途に合わせてスムーズに設問を作成できます。
「PeopleX AI面談」デモ動画
具体的にどのような面談が行えるかイメージしたい方は、以下の動画をご覧ください。
1on1・サーベイ・AI面談の違い
従業員の声や状態(VOE:Voice of Employee)を可視化する手段として、AI面談は1on1とサーベイのそれぞれの強みを兼ね備えた位置づけです。
| 回答形式 | 深掘り | 実施調整 | 記録・出力 | |
| 1on1 | 上司との対話 | 面談者のスキル・時間に左右される | 双方の日程調整が必要 | 面談者のメモが中心 |
| 従業員サーベイ | 選択式・自由記述のテキスト | 原則なし(設問固定) | 期間内に各自で回答 | 回答データの集計 |
| AI面談 | AIとの音声対話 | 回答に応じてAIが自動で深掘り | 期限内に本人の都合に合わせて実施 | 録画・文字起こし・要約・分析レポート |
サーベイのように「本人の都合が良いタイミングでいつでも回答できる手軽さ」と、1on1のように「回答に応じた深掘りができる対話性」を併せ持っている点が大きな特徴です。
なお、AI面談は1on1を完全に代替するものではなく、1on1の前の事前ヒアリングやフォローとして活用することで、上司と部下の対話の質を高めるサポートツールとして効果を発揮します。
AI面談の主な活用シーン
代表的な活用シーンとして、以下のような場面が挙げられます。
オンボーディング面談(入社後フォロー)
入社1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月などのタイミングで、職場への適応度や業務上の不安、必要な支援を収集します。
定例1on1の事前ヒアリング・フォロー
1on1の前にAIがコンディションや話したいトピックを聴取しておくことで、上司は限られた時間で密度の高い対話に集中できます。
評価前面談
評価面談の前に、今期の成果や課題、自己評価の背景を整理・棚卸ししてもらう機会として活用します。
キャリア面談
やりがい、伸ばしたいスキル、将来の希望などを心理的安全性の高い環境で掘り下げます。
AI面談で見える情報・レポート
面談実施後は、以下のような情報・レポートを通じて従業員や組織の状態を確認できます。
録画データと会話ログ
タイムスタンプから録画の該当箇所へ直接アクセスし、発言のニュアンスや表情を確認できます。
スコアと推奨対応
面談結果に基づき個人の状態が可視化され、今後のフォローに向けた推奨アクションが提示されます。
振り返りレポート
本人の言葉ややり取りをまとめたレポートが生成され、本人や上司の振り返りに活用できます。
組織インサイトレポート
面談結果を全社・部署別などの単位で集計し、組織全体の傾向やコンディションの変化をリアルタイムに把握できます。
AI面談を導入する前に押さえておきたいポイント
- スコアは「対話のきっかけ」として活用する
AI面談の分析スコアは、フォローの優先度や対話の切り口を捉えるための指標です。人事評価や配置の決定をスコアのみで判断するのではなく、会話ログや録画データを確認した上で、実際のコミュニケーションへ繋げることが重要です。 - 閲覧ポリシー・情報の扱いを事前に周知する
面談内容を誰が確認できるのか(人事、直属の上司、管理者など)について、運用ルールを明確にして従業員に周知しておくことで、安心して本音を話してもらいやすくなります。 - AI面接との違いを理解しておく
AI面談は「在籍している従業員のサポート・エンゲージメント向上」を目的としたサービスです。応募者の選考・採用を目的とした AI面接とは用途が異なります。
まとめ
AI面談は、AIとの自然な音声対話を通じて従業員の本音を引き出し、録画・要約・レポートとして可視化するサービスです。サーベイの回答しやすさと1on1の深掘り性能を兼ね備え、オンボーディングや1on1の事前準備などで高い効果を発揮します。
導入にあたっては、収集したデータの活用方針や閲覧範囲をあらかじめ整理し、従業員とのより良い対話を生み出すツールとして活用していきましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. AI面談は1on1の代わりになりますか?
A. 1on1を完全に置き換えるものではありません。定期的なコンディション確認や事前ヒアリングをAI面談に任せることで、上司は「1on1で何を話すべきか」を事前に把握でき、1on1自体の質と効率を高めることができます。
Q. 面談の記録は誰が見られますか?
A. 社内の閲覧ポリシーや権限設定に基づき、管理者や指定された担当者(人事や上司など)が確認できます。あらかじめ従業員に閲覧範囲を伝えておくことで、安心して回答してもらいやすくなります。
Q. 面談結果を人事評価にそのまま使えますか?
A. スコアやレポートのみを根拠にして評価を決めることは推奨していません。対話のきっかけや状態把握のための参考データとして活用し、気になる点は実際の会話や録画ログを合わせて確認することが大切です。
PeopleX AI面談の強み、導入効果、詳細な機能や活用事例については、以下の資料をご覧ください。
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この記事を担当した人
PeopleX コンテンツグループ
人事・労務・採用・人材開発・評価・エンプロイーサクセス等についての用語をわかりやすく解説いたします。
これまでに出版レーベル「PeopleX Book」の立ち上げ、書籍『エンプロイーサクセス 社員が成功するための7つの指針』の企画・編集、PeopleX発信のホワイトペーパーの企画・編集などを担当しました。
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- エンプロイーサクセスHRプラットフォーム「PeopleWork」の開発・運営をはじめとした、新しい時代に適合したHR事業を幅広く展開する総合HRカンパニーです。






