バルテス・ホールディングス株式会社 導入事例
AI面接が「出会いの制約」を解き放つ。選考工数を効率化させ、候補者一人ひとりの可能性を広げるバルテスの挑戦
(左から)
採用戦略部 Y.M
採用戦略部 リーダー T.H
採用戦略部 マネージャー N.M
採用戦略部 K.K
- 導入の背景
- 【新卒】少人数体制で初回面接の対応数に限界があり、就活の早期化で「スムーズな選考」を求める学生に応えきれない状況があった。【中途】一次面接から管理職が同席する面接が多いため日程調整が難航。夜間対応による人事の負担増や、リソースの都合で接点を持てる部署を限定せざるを得ない構造的課題を抱えていた。
- 導入後の効果
- 【新卒】面接実施から評価までの工数が1件あたり約1/4に。創出した時間を母集団形成・魅力づけに投資し、採用進捗を改善。【中途】工数削減により複数部門での公平な評価が可能になり、候補者の可能性を最大化。書類だけでは判断しきれなかった層からの内定承諾も生まれるなど、利便性と採用精度の向上を同時に実現。
- 社名
- バルテス・ホールディングス株式会社
- 業種
- ITサービス
- 従業員数
- 300~1000名
- エリア
- 近畿
採用でも「AI活用」を本気で。全社テーマから始まったAI面接の導入
ソフトウェア品質向上を軸に、テストサービスを中心としてWeb・モバイルアプリ開発、セキュリティ診断など幅広い領域を手掛けるバルテスグループ。今期、同社は全社的なテーマとして「AI活用」を掲げ、各部門で業務へのAI導入を推進しています。
採用戦略部でも「限られたリソースで、採用のスピードと質をどう両立するか」が課題となる中、AI面接を“最初の一手”として導入。新卒・中途それぞれの採用課題に対し、どのように設計し、どんな成果につながったのかを伺いました。
導入の背景
新卒採用:スピード勝負の就活市場で生じていた「待機時間」
年々早期化する就職活動において、学生はより早く、スムーズな選考を求めていますが、物理的なリソース不足が壁となっていました。

T.H氏:「就職活動中の学生はより早く、よりスムーズな選考を求めている。けれど、限られたメンバーリソースの中だと、初回面接を1対1で回すにも、1日で対応できる人数や時間には制約があります。」
授業やアルバイトなど学生側の事情を考えると、日中帯の枠だけでは調整がつかず、結果として「お会いした企業から順番に進んでいく中で、本当は興味があったのに取りこぼしてしまう」リスクもありました。
中途採用:多忙な現場管理職との調整難航。人事の残業も常態化
一方、中途採用でも課題は深刻でした。一次面接から管理職が同席する面接が多かったのですが、多忙な管理職のスケジュール確保は至難の業でした。

N.M氏:「中途採用の候補者様は現職中の方が多いため、18時以降の面接が多くなります。そのため、人事も同席する中で対応時間が長くなることもあり、業務負荷が増える場面も出てきています。」
導入の決め手
決め手は「対話力」。深掘り機能が不安を払拭
導入検討で最大の論点になったのは、「人がやっていた面接をAIに任せたとき、十分な判断材料を集められるのか」という点でした。
この不安を解消したのが、PeopleXのAI面接の深掘り機能でした。
N.M氏:「候補者の回答に対して、AIが相槌を打ったり、内容を要約してさらに深掘りしたりできる点が決め手になりました。これなら対面に近い情報を引き出し、合否の判断ができると感じました。また、私たちの要望に対するPeopleX様の改善スピードが驚くほど速く、真剣に向き合ってくれている姿勢も信頼に繋がりました」
導入後の効果
新卒採用:面接実施から評価の工数を約1/4に。空いた時間を“母集団形成”へ再投資
新卒は一次面接にAI面接を活用。24時間いつでも受験できる仕組みは、忙しく流動的な学生生活の中でも柔軟に面接を受けることができ、日程調整の負担をなくし「受けたい」と思ってくれたその瞬間の気持ちを大切にすることで、機会損失を減らす狙いもありました。
加えて、社内的に大きかったのが工数削減です。
T.H氏:「面接対応と、その後の評価入力や整理にかけていた時間と比べて、1件あたりおよそ1/4まで工数短縮できました。」
創出した時間は、採用の“入口”である母集団形成と、内定者フォローなどの本質的な業務へ。
T.H氏:「AI面接導入後は、大学連携のイベント参加など、学生と直接会う機会を増やす施策に時間を割けました。意向が高い状態で選考につなげ、導入後、3ヶ月で採用目標をほぼ達成することが出来ました。学生さんからも『AIだったからこそ、緊張せずに自分らしく話せた』という声をいただき、新しい技術が心のハードルを下げてくれたことを嬉しく感じています」
中途採用:選考工数を1/3に凝縮し、一人ひとりと深く向き合う“出会い”を創出
中途採用、特に採用難易度の高いエンジニア職においては、スピード感と「一人ひとりの可能性を逃さないこと」の両立が至上命題でした。
これまでは、日程調整やリソースの限界から、接点を持てる部署を限定せざるを得ないという構造的な課題がありました。AI面接の導入は、こうした「選考機会の制約」を解消し、より多くの出会いへとつなげていくきっかけになりました。
N.M氏:「AI面接の導入により、面接から評価にかかる工数をおよそ1/3まで圧縮できました。この効率化がもたらした最大の恩恵は、複数の部門が同じ動画を通じて、フラットに候補者を評価できるようになったことです。」
動画での事前確認が可能になったことで選考の幅が広がり、書類選考だけでは出会えなかった方々の内定承諾も生まれています。
また、24時間受験できる仕組みは、候補者の利便性と人事の負担軽減を同時に叶えました。効率化を単なる削減に留めず、双方にとって『間口の広い選考』を実現しています。
今後の展望
データの高度活用で、さらなるマッチング精度向上へ
今後は、蓄積された面接データを分析し、さらなる採用品質の向上を目指しています。
西野氏: 「AI面接の結果と、入社後の活躍度合いを分析し、より精度の高い採用基準を作っていきたいと考えています。また、AI面接官も日々進化しているので、より候補者の皆様が話しやすく、魅力を引き出せるような『温かみのあるAI』になっていくことを期待しています」
「AI活用」を掲げるバルテスグループ。AIに任せる業務と、人が情熱を注ぐ業務を明確に分けることで、採用活動においても「品質」と「効率」のトータルサポートを実現しています。