株式会社ワイズマート 導入事例

「応募者離脱を防ぎ、リードタイム1週間短縮!」AI面接で実現した効率的な中途採用プロセス

株式会社ワイズマート

株式会社ワイズマート 管理本部 総務部 課長 小町氏

導入の背景
応募から面接までのリードタイムが長く、応募者の離脱が多発。書類送付率が50%程度に留まり、人事担当4名での採用業務に限界を感じていた。
導入後の効果
AI面接導入により、面接実施率100%を達成。応募者とのやり取り期間を約1週間短縮し、事務的なやり取りを大幅に削減。面接前に候補者の人となりを把握できるようになり、面接官の心理的負担も軽減。
社名
株式会社ワイズマート
業種
食品スーパーマーケット
従業員数
1001名〜3000名
エリア
関東

導入の背景

応募者の半数が離脱。少人数体制の採用活動に限界

千葉県浦安市を中心に、東京・神奈川で駅前小型店を展開する食品スーパーマーケット、株式会社ワイズマート。同社では、人事部という専門部署を設けず、総務部内の数名が採用を兼任している。特に中途採用は、担当者1名が応募から面接までを担っており、その業務負荷が大きな課題となっていた。

小町氏:「応募があっても、面接に至るまでのタイムラグが非常に長く、そこで離脱される方が多いのが悩みでした。書類選考の案内をしても、実際に書類を送ってきてくださるのは半分いるかいないか。採用担当が私一人という状況で、候補者一人ひとりとのやり取りに時間がかかり、スピード感のある選考ができていませんでした。」

候補者とのメールのやり取りは、希望部門の確認や最寄り駅のヒアリングなど、一人あたり4〜5回に及ぶこともあった。この煩雑なプロセスが、候補者の応募意欲を削ぎ、貴重な出会いの機会を失う原因となっていた。

導入の決め手

「一目惚れだった」。コストと時間の両面で感じた圧倒的な魅力

課題解決の糸口を探していた小町氏は、展示会でAI面接サービスの存在を知る。その後、偶然にも営業担当から連絡があり、話を聞くことに。

小町氏:「他のサービスとは比較検討しませんでした。お話を伺って『これだ』と一目惚れしてしまったんです。一番の魅力は、時間に対するコストパフォーマンスでした。候補者の離脱を防ぎ、なおかつ自分たちの工数を削減できる。これ以上ないソリューションだと感じました。」

最終的な面接は1回のみという同社の選考フローにおいて、AI面接は一次面接の代替として十分に機能するのではないか。そんな期待を込めて、まずは中途採用の領域で試験的な導入がスタートした。

導入後の効果

面接実施率100%!リードタイムを約1週間短縮し、「革命的な応募フロー」を実現

同社は、応募があった候補者に対し、書類の提出を依頼する前にAI面接を案内するフローを構築。その効果は、すぐに数字となって表れた。

小町氏:「導入初月、案内した方全員がAI面接を受けてくれたんです。実施率は100%。今まで書類の段階で半分以上が離脱していたことを考えると、これは革命的な応募フローだと感じました。候補者一人あたりにかかっていた時間も、1週間弱は短縮できています。」

これまでメールで何度も確認していた内容は、AI面接内でヒアリングが完結。候補者との煩雑なやり取りは1〜2回で済むようになり、採用担当者は本来注力すべき業務に集中できるようになった。

また、事前にAI面接の動画で候補者の人柄や雰囲気を把握できるため、対面の最終面接もよりスムーズに進むようになったという。

小町氏:「映像で動きや表情がわかっているので、心構えをしたうえで面接に臨めます。これは面接する側にとっても、精神的な余裕につながっていますね。」

実際にAI面接を経て入社が決まった方もおり、採用の質・量ともに確かな手応えを感じている。

今後の展望

社内面談からアルバイト採用まで。AIの活用範囲はさらに広がる

試験導入での成功を受け、同社はAI面接の本格導入を決定。今後は、中途採用だけでなく新卒採用にも活用範囲を広げていきたいと考えている。

小町氏:「将来的には、新店舗開設時のパート・アルバイトの一括募集などでも活用できるのではないかと考えています。また、採用面接だけでなく、年に2回、全従業員約550名を対象に行う人事考課面談にも応用できないかと期待しています。私が担当するだけでも200人弱いるので、この面談をAIで代替できれば、さらに多くの時間を創出できるはずです。」

ワイズマートの挑戦は、採用活動の効率化に留まらず、組織全体のコミュニケーションを変革していく可能性を秘めている。

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